楽天/ウォルマートに出店/化粧品中心に米国へ販売

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 楽天は10月28日(日本時間)、米・ウォルマートの運営するECモール「Walmart Marketplace(ウォルマートマーケットプレイス)」に出店した。当初は日本の化粧品を中心に販売している。今後、現地の消費者の声をもとに商材を拡充していく方針だ。
 楽天は越境EC事業において、海外ECモールと戦略的に連携し、楽天として海外モールに出店する「海外パートナー旗艦店」戦略で事業を拡大している。国内のブランドやメーカーなどから楽天が商品を買い取り、それを海外ECモールの店舗で販売する。
 これまでに中国の「JD World Wide(京東全球購)」「Kaola.com(コアラ)」「Tmall(天猫)」、韓国の「Gmarket(ジーマーケット)」「11street(イレブンストリート)」、台湾の「PChome(ピーシーホーム)商店街」「shopee(ショッピー)」といった現地で販売力のあるECプラットフォームに出店している。台湾では自社でECモール「台湾楽天市場」も設けている。
 今回、「Walmart Marketplace」に「Rakuten Japan Direct(楽天ジャパンダイレクト)」を開設することで、米国への販売チャネルを構築できた。今後も海外販売の取り組みを拡充していく考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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