フォーデイズ 20年3月期/売上高は322億2900万円に/化粧品は6.3%増の60億5500万円と好調

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 フォーデイズ(本社東京都、和田佳子社長)は6月23日、2020年3月期決算を発表、新型コロナウイルス感染拡大に伴うセミナーの自粛などの影響もあり、売上高は前期比4.2%減の322億2900万円になった。経常利益は同3・3%増の26億8600万円に、当期純利益は同39.3%減の11億3200万円だった。
 年度末には新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、各種セミナーやイベントを自粛したため、新規顧客獲得の機会が減少し、売り上げにも影響が出たという。その後はオンラインを併用した営業活動を取り入れ、新しい生活様式での販売体制構築と管理体制の強化に努めている。
 事業別の業績では、「健康食品事業」の売上高は前期比6.3%減の261億7300万円。主力製品の核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」が発売から20周年を迎え、累計販売本数が6000万本を突破。引き続き「日本で一番売れているサプリメント」になったという。19年7月には機能性表示食品の第4弾となる膝関節の可動性をサポートする「Jチャージ」を発売し、11月には人気のアミノ酸サプリメント「アミノアクティーEX BCAA&グルタミン プラス」をリニューアル発売した。
 「化粧品事業」は順調に売り上げを伸ばし、売上高は同6.3%増の60億5500万円になった。19年6月に20~30代のライフスタイルや肌悩みに着目した新ブランド「プレリュード」シリーズを立ち上げ、9月にはシリーズ4代目となる高機能美容液「ムーサLU・セラムmy」をリニューアル発売した。
 「海外事業」はアジアを重点市場に位置付け、各国への進出と事業化を一層推進。19年12月にマレーシアで営業を開始し、20年2月にはタイで、現地エンターテインメント業界の大手企業をパートナーに据えて営業を開始した。台湾は順調に会員数を伸ばし、売り上げ、経常利益、当期利益ともに過去最高を更新したという。
 研究分野においては、19年9月に提携研究所と共同で東京農工大学の先端産学連携研究推進センター内に、「次世代核酸ラボFD」を設立。各大学との共同研究も拡大し、新たに8大学と共同研究契約を結んだという。ネットワークビジネスに携わる企業と生活者の地位向上を図るために設立した「フォーデイズ研究所」は、3月に行われた「サービス学会」オンライン発表会で初めての成果発表を行ったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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