ニナファームジャポン/20年3月期、73億円に/3月単月で15億円の過去最高

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 ニナファームジャポン(本社東京都、ベジット・イディアス会長)の20年3月期の売上高は前期比21.6%増の73億円となった。増収はNB事業開始から13年連続。全ての月で前年同月比20%増で推移したほか、20年3月度の月商が15億円に達するなど単月で過去最高を更新した。
 主な製品セグメント別の売上高は「サプリメント」が同4.3%増の48億円、「スキンケア」が同13.5%増の16億1900万円だった。
 3月限定で、美容をコンセプトにした錠剤のサプリメント「ビブランオイル」(価格3万円)を販売。仏・ニナファーム社が開発した新たな素材を配合した。
 順調な業績を下支えしているのは、全国約30カ所で展開する会員運営のサロン「プラッス ドゥ ニナ」と、会員向けの資格制度「スキンケアコーディネーター(以下SC)」の存在。SCは、開始から9年を経ても、合格率5割という厳格な試験を行っており、資格取得が会員のモチベーション向上に寄与している。
 スキンケアを普及させることを目的に、製品体験会「美肌塾」を主催し、SCや会員が運営するサロン「プラッス ドゥ ニナ」の活用を促進する三位一体の施策を打ち出している。
 21年3月期の出足も好調だ。4.5月度の単月売上高は前年同月比20%増、5月度の新規会員登録は7000人を超えた。5月限定で新規獲得キャンペーンを実施したことが奏功した。
 新型コロナウイルスの影響で、活動が制限された会員のために、会員専用の動画配信「ニナチャンネル」内のコンテンツを充実させ、リクルートの支援につなげた。
 21年3月期における売上高は前期比7.1%増の75億円を計画する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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