ベルーナ 20年3月期/売上高は1.3%増/総合通販除く5事業で増収

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 ベルーナが5月13日に発表した20年3月期連結業績は、売上高が前期比1.3%増の1799億4800万円だった。総合通販の売上高は同5.4%減の733億7800万円だったが、専門通販やソリューションなど5事業で増収となった。
 「総合通販事業」の減収は、カタログ発行部数の削減や、新型コロナウイルスの影響などで、衣料品および家具・雑貨の売上高が減少した。衣料品の売上高は前期比5.5%減、家具・雑貨の売上高は同6.3%減だった。原価率の改善が想定を下回ったため、セグメント利益は同55.1%減の17億1300万円だった。
 「専門通販事業」の売上高は、同4.0%増の497億7400万円だった。化粧品事業やワイン事業の売り上げが順調に推移。新規顧客の獲得と既存顧客のリピートが好調だったため、セグメント利益は同19.8%増の39億600万円だった。
 同業他社の通販支援などを手掛ける「ソリューション事業」の売上高は、同33.1%増の83億3000万円だった。通販代行サービスで17億4000万円の増収となったほか、封入同送サービスも2億6000万円の増収だった。セグメント利益は同16.7%増の26億5200万円だった。
 返品調整後の売上総利益率は58.4%で、前期比1.3ポイント改善した。販管費は同6.0%増の947億5100万円、売上高販管費率は52.7%で、同2.4ポイント悪化している。
 営業利益は同14.1%減の103億1100万円、経常利益は同32.3%減の103億6500万円、当期純利益は同43.3%減の58億6200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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