RIZAPグループ/カルビー会長を招聘/瀬戸社長と代表2人制に

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 RIZAPグループは5月28日、カルビーの松本晃代表取締役会長兼CEOを、新たな代表取締役COOとして招聘することを明らかした。6月24日開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決定する。瀬戸社長は同日付で代表権のある社長兼CEOとなり、代表2人制で経営に取り組む。企業としての成長やヘルスケア分野の本格展開、海外への本格進出などに松本氏の手腕と経験が必要と判断した。
 代表取締役COOに就任する松本氏は、伊藤忠商事からセンチュリーメディカルに出向。その後、ジョンソン・エンド・ジョンソンの代表取締役社長を経て、08年にカルビー取締役に就任。翌09年からカルビーの代表取締役会長兼CEOを務めている。
 RIZAPグループの瀬戸健社長は松本氏を招聘した理由について、「われわれは自己投資産業においてグローバルでナンバーワンを目指している。私以上にリーダーシップを発揮いただける松本さんに来てもらうことは、われわれにとって力強いし心強く、守りと攻めを両方やっていただける」と説明した。
 松本氏は数ある選択肢の中からRIZAPグループを選んだ理由について、「健康や美など人間にとっての根源的な魅力を追求している。(その方向性から)病気で困っている人を助ける分野に入っていけるかもしれない」と指摘。
 さらに「瀬戸さんという個人に対しての魅力。とてもチャーミングな人」と評するとともに、RIZAPという会社については「ドン・キホーテに入ったときの雰囲気を持った会社。面白い会社だと魅力を感じた」(松本氏)と説明した。
 松本氏は6月20日開催予定のカルビーの株主総会締結時をもって、同社の代表取締役会長兼CEOを退任する予定。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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