ファンケルグループのアテニア(本社神奈川県、須釜憲一社長)は9月27日、新たなリフトケア美容液を発売することを明らかにした。独自の原料によってコラーゲンに関連する遺伝子の発現を高め、コラーゲンの質そのものを向上させるという。リフトケア美容液は他社との競争が激しい分野だが、5000円という価格と品質を強みに攻勢をかける。発売日は10月17日。売り上げ目標は開示していない。
発売するのは「アテニア リフトジェネシス」。肌は加齢に伴い、コラーゲンの状態が変化していく。20代の肌は太く、しっかりしたコラーゲンの束がみられる。
加齢とともにコラーゲンの束は細くなり、50代後半になると、コラーゲンの束が切断されるケースもある。コラーゲンの質の低下が、ほうれい線や、口元から頬にかけての下がりの原因になっているという。
コラーゲンの質の劣化は、「SVCT2遺伝子」というものが関与しており、この遺伝子の減少がエイジングに影響することを見いだした。
老化した細胞では「SVCT2遺伝子」が減少する。それによって「細胞の外にあるビタミンCを取り込むことができず、細くて、ほどけたようなコラーゲンを作ってしまう」(ファンケル総合研究所美容科学グループ・古元香津代氏)と説明する。
コラーゲンの質の劣化を防ぐには、「SVCT2遺伝子」を増やすことが重要で、「SVCT2遺伝子」を増やすには、「コラーゲン応答ペプチド」という成分が影響していることが分かった。
(続きは、「日本流通産業新聞」9月28日号で)
アテニア/新リフトケアを発売価格と品質を強みに攻勢
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