Zホールディングス/2万人の業務を効率化/OpenAIと利用契約を締結(2023年8月3日号)

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 Zホールディングス(HD)は7月27日、OpenAI’ L.L.C.(オープンエーアイ、本社米国)と「GPTー4」などのAPI利用に関する契約を締結した。グループ会社のLINE、ヤフーなどの従業員約2万人に向けて、APIを活用した対話チャット型のAIアシスタントサービスを提供し、業務効率化の向上を図る。
 対象となるAPIは、(1)GPTー4、GPTー3・5、GPTー3(大規模言語モデル)(2)DALLーE(テキストから画像やイメージを生成)(3)Whisper(音声文字起こし)─などだ。
 独自AIアシスタントサービスの社内利用にあたっては、社内認証やネットワーク利用に制限を設けている。社内ネットワーク環境下でのみ利用できるセキュアな環境を整備している。
 今回の契約ではOpenAIが提供する全てのAPIを利用できるため、利用者は文書やメールのテンプレート作成、文案の修正、調査、文章の分類分け、外国語のテキスト翻訳、アイデア出しなど、より多くの業務シーンで使用することができる。大幅な業務時間の短縮につながる見通しだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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