ベースフード 23年3―5月期/EC売上25億円超/広告強化で新規定期注文が増加(2023年7月27日号)

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 完全栄養食ブランド「BASE FOOD(ベースフード)」を提供するベースフードの23年3―5月期(第1四半期)のEC売上高は、前年同期比44%増の25億2000万円だった。新商品の販売と既存商品の刷新が好評だった。ウェブ広告を強化し、新規の定期注文者数も増加したという。
 自社ECサイトの売上高は同55.6%増の22億4000万円。「楽天市場」などの他社ECの売上高は、同9.7%減の2億8000万円だった。他社ECの売り上げの減少は、自社ECサイトの好調が要因だという。
 卸販売を手掛けるリテールチャネルの売上高は、同205.1%増の11億9000万円だった。
 23年2月期末からコンビニを中心に取扱店舗数が急拡大した。さらに、商品をリニューアルして味を改善したことで、1店舗当たりの月間売上高が約1割拡大した。第1四半期のリテールチャネルの1店舗当たりの月間売上高は、約8800円だった。今後はスーパーへの卸販売を進めていく。
 営業損益は同10.2%減の3億8000万円の営業損失だった。ウェブ広告の出稿を強化したことでコストが増加した。
 24年2月期の業績予想におけるチャネル別の売上高は、自社ECサイトが前期比3.0%増の103億円。他社ECサイトが同0.7%減の14億円、リテールチャネルが同17.7%増の53億円と計画している。全社売上高は同6.2%増の170億円に着地する見込みだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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