アサンテ 22年4―9月期/売上高3.9%増/新エリアでの展開開始も先行き不透明(2022年11月17日号)

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 白アリ防除施工のアサンテの22年4―9月期(中間期)の売上高は、前年同期比3.9%増の78億1800万円だった。同中間期には、新聞の折り込みチラシやウェブ広告による販促を実施した。関西・四国地方での営業展開も行ったという。感染対策に十分注意しながら営業活動を進めたこも増収の要因となったという。一方で、来訪者に対する消費者の警戒感は依然として残っており、業績の先行きが不透明な状況が続いているという。
 アサンテのサービス別売上高をみると、「湿気対策」の売り上げが前年同期比4.7%増の16億7200万円となった。「地震対策」が同3.8%増の17億3300万円、「白アリ防除」は同3.7%増の36億3100万円だった。
 営業マンの一人当たりの月間平均売上高は、前年同期比3.8%増の125万8000円だった。契約社員を含む、3サービスの、営業現場の人員数は、前期比1.3%増の789人だった。
 アサンテでは、22年10月以降の取り組みとして、人材の積極採用や育成体制の充実を掲げている。スマホやモバイルプリンターなどのデジタルツールを活用しつつ、営業効率の改善に向けた施策も推進していくとしている。
 冬季は例年、高断熱材や自動消火装置のニーズが高まることから、積極的に新サービスの提案も行っていくとしている。
 10月3日には、岡山営業所を開設した。中国地方に進出する上で、新たな足掛かりとしたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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