羅針/海外マーケへ出品開始/初年度売上は7億円見込む(2022年11月17日号)

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 ECと実店舗で高級腕時計を販売する羅針(本社東京都、穴井孝美社長)は10月23日、高級腕時計の、世界最大級のマーケットプレイス「Chrono(クロノ)24」への出品を開始した。初年度としては、1カ月に100本を販売し、年間で6億~7億円売り上げることを目標にしているという。
 「クロノ24」はドイツに本社を置く、高級腕時計専門のマーケットプレイス。100カ国以上から約50万点の商品が出品されている。
 EC事業などを担当する田中拓郎シニアマネージャーは、「まだ開始から1カ月弱だ。単価は国内より安く、50万~60万円となっている。まずは1カ月100本の販売を目標にしていく」と話す。
 「国内とは人気商品も異なる。日本製の時計や、アンティークなモデルの売れ行きの良さが目立つ。今後は、そういった商品のラインアップも増やしていく方針だ」(同)とも話す。
 同社では22年2月、東京・銀座の中央通りに新店舗をオープンした。「今年に入り、インバウンド需要も回復してきている。海外顧客のリピーターを増やすためにも、越境ECを強化していく」(同)と言う。同社では、22年中をめどに、自社ECサイトでの越境ECを開始する方針だとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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