ビックカメラ 22年8月期/EC売上8.3%の減収に/今期商品拡充で増収へ(2022年10月20日号)

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 ビックカメラグループの22年8月期の連結EC売上高は、前期比8.3%減の1434億円だった。EC化率は同0.7ポイント減の18.1%だった。
 22年8月期の連結売上高は前期比5.0%減の7923億6800万円だった。連結業績における商品カテゴリー別の売り上げは、パソコン本体が同10.5%減、ゲームが同15.9%減となった。コロナ禍で急成長していたカテゴリーが大きく売り上げを落とした。
 23年8月期の連結売上高は前期比3.9%増の8235億円になると見込んでいる。23年8月期のEC売上高としては、前期比5.5%増となる1513億円を目標に掲げている。
 EC事業では、「欲しいものがある、分かりやすく、安心して買える」の原点を追求し、取り扱いアイテム数の大幅増を目指すとしている。検索エンジンの強化についても、22年末に予定しているという。
 品ぞろえの拡充に向けて、デジタルを活用したサプライチェーンの最適化を、中長期視点で進めていくことも検討しているという。物流拠点には、新規に物流機器を導入し、生産性や保管能力を改善していく方針だ。労働力人口減少に向けた、ロボティクスの導入も検討していくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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