ベネッセコーポレーション/進研ゼミを大幅刷新/デジタルと融合で継続率向上へ

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従来の紙媒体にiPadを加え「進研ゼミ」を大幅にリニューアル

従来の紙媒体にiPadを加え「進研ゼミ」を大幅にリニューアル

ベネッセコーポレーション(本社岡山県、原田泳幸社長)は16年4月、「進研ゼミ」を大幅にリニューアルする。従来の紙媒体にiPadを加えたハイブリッドスタイルを新たに取り入れることで、生徒の利便性を高める考えだ。
 リニューアルする学習教材の名称は「進研ゼミ+(プラス)」。紙テキストを中心とした「オリジナルスタイル」と、iPadを活用したデジタル教材を組み合わせた「ハイブリッドスタイル」の二つのコースを用意。年度途中での切り替えも可能にした。
 紙テキストも改める。新たに「授業」と「演習」の2種類で構成する。「授業」のテキストでは、これまでの誤答を分析し、分かりやすさを強化した。「演習」テキストでは、ステップごとに問題を解いていくことで、難しい問題を解けるようにしていく。
 赤ペン先生を進化させた「赤ペンコーチ」は、担任制のコーチが添削問題の提出状況やマークテストの結果をもとに、電話や手紙などでサポートする。
 このほか、すでに展開する店舗「エリアベネッセ」や「クラスベネッセ」などの経営資源を活用し、会員の利便性を高め、継続利用につなげる。
 10月27日に都内で新商品発表会を開催し、「1日赤ペンコーチ」として、歌手のmiwaさんをゲストに迎え、トークセッションやスペシャルライブを行った。
 ベネッセコーポレーションの小中高教育サービス開発本部の村上久乃本部長は、エリアベネッセについて、今後全国6000カ所に増やし、ユーザーとのタッチポイントを増やす方針を明らかにした。

歌手のmiwaさんもゲストに迎えて新商品発表会を開催

歌手のmiwaさんもゲストに迎えて新商品発表会を開催

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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