アイケイ 22年5月期/連結売上21.3%減/テレビ通販が31億円の減収で(2022年7月28日号)

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 生協ルートを対象とした通販事業を手掛けるアイケイの22年5月期連結決算は、売上高が前期比21.3%減の163億3500万円だった。子会社のプライムダイレクトが手掛けるテレビショッピングが販売効率の悪化で大幅に減少。前期比31億9100万円の減収となった。
 セグメント別の売上高は、消費者向けのダイレクトマーケティング事業が同38.8%減の51億8400万円。生協および通販事業者への商品供給となるセールスマーケティング事業が、同10.0%減の106億9900万円。チャットシステムを手掛けるITソリューション事業の売上高が、同12.1%減の4億5000万円だった。
 ダイレクトマーケティング事業の売上高は、テレビショッピングにおいて、主力商品である「スピードヒート温熱ベスト」の売り上げ効率が悪化。他のヒット商品も売り上げ効率がダウン傾向となり減収要因となった。
 セグメント別の売上総利益率は、ダイレクトマーケティング事業が前期比6.9ポイント減の63.3%。セールスマーケティング事業が同1.0ポイント減の37.2%。ITソリューション事業が同1.4ポイント増の37.3%となっている。
 連結営業損失は3億6000万円(前期は7億500万円の黒字)、経常損失は3億2300万円(同7億3000万円の黒字)、当期損失は9億500万円(同3億2100万円の黒字)だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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