タッグ/都市型VRモール開設/40社超が3D店舗を出店(2022年7月14日号)

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VR空間に都市型の商業施設を構築

VR空間に都市型の商業施設を構築

 店舗設計などを手掛けるタッグ(本社東京都、湯本健司代表)は7月11日、VR(仮想現実)空間上に架空の街を構築した都市型バーチャルモールを開設した。アパレルや食品など40社超が実店舗を模したVR店舗をモール内に出店。体験型のECモールを通じて新たなユーザー層の開拓を図っていく
 「TUG MALL(タッグモール)」は、「次世代体験型バーチャルタウン」をコンセプトに、街を模して構築されたVRモール。「コロナ禍以前の2~3年前から、新たなECの形として構想を進めていた」(営業企画)と言う。
 東西南北の四つの区画で構成されており、ユーザーは自分の操作でVR空間内の店舗や施設を実際の街のように24時間自由に散策できる。VR店舗での商品販売時には、「TUG MALL」内での決済や既存ECサイトへの誘導にも対応する。
 パソコン・スマホ双方での利用を想定しており、利用に専用の機材やアプリなどの準備は不要。
 現在は一部の区画のみをオープンしたトライアル版という位置付けで、サービスの正式開始時期は未定だ。「今回のトライアル版の開始を機に集客・出店双方の取り組みを加速させていく」(同)と意気込みを述べる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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