クイックゲット/3.5億円の資金調達/国内初のクイックコマース(2022年6月30日号)

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平塚登馬代表

平塚登馬代表

 日本初のクイックコマース(Qコマース)サービスとして、即配サービス「QuickGet」を運営するクイックゲット(本社東京都、平塚登馬代表)は6月29日、ベンチャーキャピタルらを引受先とした総額3億5000万円の資金調達を実施したと発表した。配送拠点の拡大や組織体制の強化を進め、サービス対象地域を全国圏へと広げていく。
 「QuickGet」は、ECサイトやスマホアプリで注文を受けた日用品や食品を、専用の倉庫型拠点(ダークストア)から自宅まで届ける即配サービス。
 19年の11月に日本初のQコマースとして事業を開始した。現在は都内の一部地域を対象にサービスを提供している。「直近の半年間で売上高は3倍まで拡大している」(広報)と言う。
 事業のさらなる成長を見据え、Spiral Capital、マネックスベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズの3社と個人投資家から資金調達を実施した。
 調達資金は(1)サービスエリアの拡大(2)組織体制の強化(3)マーケティング強化─を主な用途としている。現在3店舗のダークストアを3年間で200店舗まで増やし、都内を中心に配送可能エリアを大幅に拡大する計画だ。
 平塚代表は「顧客ファーストな体制を引き続き大事にしながら迅速な拡大を実行し、これからのコマース産業をけん引して日本の未来を支える会社へと成長していく所存だ」と意気込みを話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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