グーグル/「『美白』ワードは禁止しない」/美白製品の宣伝禁止で見解(2022年6月16日号)

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 グーグルはこのほど、広告ポリシーにおいて、「美白製品の宣伝を禁止する」と発表していた件について、本紙の取材に対して、「『美白』というキーワードの禁止ではない」という見解を示した。「”肌の色に優劣をつける”美白製品の宣伝を禁止するものだ」(広報)としている。
 グーグルでは5月、広告ポリシーにおいて、危険または抽象的なコンテンツに関するポリシーを更新し、「肌の優劣をつける美白製品の宣伝を禁止する」と発表していた。
 業界内では、今回の広告ポリシーの変更に伴い、グーグルの検索エンジンにおいても、「美白」関連ページの検索順位が下げられるのではないか、といった不安が広がっていた。
 この点について本紙がグーグルに対して、「広告だけでなく、『美白』を宣伝するウェブサイトの検索順位が下がるなどの影響はあるか」と質問したところ、「広告ポリシーのみの変更である」と回答した。
 具体的にどういった広告やウェブページが、「”肌の色に優劣をつける”美白製品の宣伝」に当たるのかは依然として不明。グーグルは現時点では明らかにしていない。化粧品を扱うEC事業者からは、「美白製品の使用による、肌のビフォーアフターを表す広告などがNGになるということではないか」と懸念する声も上がっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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