シーボン 21年4―12月期/連結売上高5.7%増/増収もコロナ前の水準には戻らず (2022年3月10日号)

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 化粧品のサロン販売のシーボンの21年4―12月期(第3四半期)の連結売上高は、前年同期比5.7%増の70億3500万円だった。コロナ禍1年目となる20年4―12月期に比べると増収となった。一方、直営店舗ではコロナの感染拡大と広域での緊急事態宣言の影響により、来店客数や売上高の回復が鈍化したとしている。
 シーボンの21年4―12月期の営業利益については、2億3900万円となった。前年同期は、8億2400万円だったが、全社費用管理の徹底と、コスト構造改革を行ったことで、増益となった。
 シーボンの直営サロン店舗の月次売上高については、21年4~5月は、前年同月比で2倍以上の増収となった。20年4~5月は、最初の緊急事態宣言の影響でシーボンのサロン全店が休業していたことから、21年は大幅増収となったという。21年6~7月についても前年同月比で増収となった。21年8~12月の月商は、緊急事態宣言の影響などにより、前年同月比で減収となったという。
 シーボンでは、通販など、主力のサロン販売以外の販路の拡大を進めている。21年12月には、販売員であるフェイシャリストが、製品を紹介するレビューコンテンツ「FACIALIST REVIEW(フェイシャリストレビュー)」を導入。顧客が通販で商品を購入する際のきっかけづくりのコンテンツとなっているという。
 これまで展開してきたPayPayモールに加えて、楽天市場やアマゾンでの販売も開始。ECモールでの販売も拡大している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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