【EC支援サービスマップシリーズ 「ECモール&プラットフォーム」特集】スタートトゥデイ「ZOZOTOWN」/ファッションECを網羅/モールから買取販売、CtoCまで

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 スタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」は、最大手のファッションECモールとして成長を続けている。ファッションに特化した買い取り販売サービスやCtoCのフリマアプリ、コーディネートアプリも提供。ファッションECを網羅したサービス展開で、利用者数拡大に加え、利用頻度の増加につなげている。
 16年3月期におけるグループ全体の商品取扱高は、前期比31.2%増の1461億円だった。16年4―9月期(第2四半期)の商品取扱高も、前年同期比28.3%増の864億円と拡大している。
 「ゾゾタウン」ではポイントプロモーションを積極的に展開するなど販促施策を強化した。販売力の拡大を背景に、出店社からの預り在庫量の拡充にも注力した。コーディネート画像などのコンテンツ拡充や、利便性の改善も奏功し、16年3月期の年間購入者数は同25.9%増の447万7350人に増えた。
 中古品の買い取り販売を行う「ZOZOUSED(ゾゾユーズド)」の成長が顕著だ。16年3月期の商品取扱高は同79.0%増の79億5800万円。16年4―9月期の商品取扱高は、同89.2%増の51億5500万円となった。買い取りサイトのリニューアルや雑誌とのタイアップ広告の積極化などが奏功したという。
 昨年12月にサービスを開始したCtoCサービス「ZOZOフリマ」の16年4―9月期における商品取扱高は、4億400万円だった。16年3月末までの商品取扱高が1億1400万円だったことから、利用が進んでいることが分かる。
 11月には「ゾゾタウン」で後払い決済への対応を開始するなど、利便性向上に向けた取り組みを進めている。海外のファッションEC企業との資本提携も強化。将来的に海外展開を本格化したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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