Qサイエンス、NB本格稼働/横浜・みなとみらいに本社移転へ

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
有馬裕一社長

有馬裕一社長

 CBD(カンナビジオール)配合のサプリメントや化粧品などを販売するQサイエンス(本社米国、ジェイク・スペンサー社長)の日本法人、Qサイエンス・アジア・ジャパン(本社神奈川県、有馬裕一社長)は4月をめどに本社事務所を移転オープンし、ネットワークビジネス(NB)を本格化する。22年11月30日に横浜市の大さん橋ホールでグランドオープンイベントを開催して正式開業した。会場には全国から500人が参加した。
 Qサイエンスは2012年に、全米プロフットボールリーグ(NFL)でクォーターバックとして活躍したマーク・ウィルソンCEOが米国で創業した。引退後はビジネス界に転身し、不動産事業で約20年間に渡って成功を収めたという。その後、ジェイク・スペンサー氏が米国法人の社長に就任した。
 現在約20カ国でNFR展開しており、米国以外で正式開業したのは日本が2カ国目となる。
 製品は主力のCBD配合のサプリメント「Qフューズ」を中心に、化粧品やサプリメントなど計17品目をそろえている。製品を会員価格で購入できる「愛用者会員」と特定負担の税込4950円を条件とする「アンバサダー会員」とに分けている。
 19年からNFRで事業を展開してきた。複数の外資系NB企業で責任者を務めてきた有馬裕一氏が21年9月に社長に就任し、正式開業に向けて準備を進めてきたという。米国本社で年2回開催するコンベンションを22年8月に開催し、日本から約15人が参加。オーストラリアやカナダ、フランス、ニュージーランドなどから会員が参加し、日本で正式開業することが発表された。
 昨年11月30日に開催したイベントでは、正式開業にあたってこれまでNFRだった製品群をOTGに切り替えることを発表。4月中に横浜市のみなとみらいに事務所を移転してオープンさせる。グローバルでは、韓国とマレーシアで開業することを明らかにした。日本事務所は、Qサイエンスのアジアの統括拠点として機能させることも想定し、有馬社長がアジア戦略を統括する責任者としての役割も担うという。
 国内の会員層は7割が女性で、40~50代が中心。今年1月には、会員が多い横浜、大阪、福岡、沖縄で、グランドオープンイベントで発表した内容の説明会を開催した。表彰式を兼ねたイベントを年4回開催する「Qキャラバン」や、1日完結のトレーニングを兼ねたセミナー「ワンデー」を実施することで組織を広げたい考えだ。

主力のCBD配合のサプリメント「Qフューズ」

主力のCBD配合のサプリメント「Qフューズ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ