【M3 西山啓道社長】 主力商品が免疫需要にマッチ

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 マイタケサプリを商材にしたネットワークビジネスを主宰するM3(本社東京都)では、主力商品「MDフラクション」の売り上げが拡大している。新型コロナウイルスの流行に伴い、「免疫を高めたい」という需要が高まっているのだ。グループ会社のグローリンクが販売するイオン発生器「エアサプリ」も好調だという。空間の除菌に対する関心が高まっているのだ。西山啓道社長に、好調の背景と、19年に販売を開始したヒト幹細胞化粧品の展開について聞いた。

■休眠会員が活動再開

 新型コロナウイルスの影響があり、主力の「MDフラクション」など一部商品の売れ行きが好調だ。
 マイタケサプリ「MDフラクションプラス」については、2月後半からキャンペーンを実施している。サプリを3点購入するごとに、1点プレゼントするという内容だ。過去に購入したことがある休眠会員が、活動を再開するパターンが増えてきている。キャンペーンは開始したばかりだが、これからの効果に期待ができると考えている。
 ウイルス流行の影響で、グループ会社のグローリンクが販売しているイオン発生器「エアサプリ」も好調だ。2月の販売台数は、1月に比べて2倍以上になった。市場で消毒用品の品切れが続いていることもあり、エアサプリに付随するリキッド商品も、好調な売り上げを記録している。
 ウイルス流行の影響でセミナーが中止となったり、新規会員の獲得が減少するのではないかという懸念があった。実際には、製品が再評価され、購入が増えている。
 19年3月期は売上高が20億円となるなど、業績は回復基調となった。20年3月期も同様の進捗となっている。この3月の好調が続けば、20年3月期の売上高は前期比で微増となる見込みだ。


■ヒト幹細胞化粧品も好調

 ヒト幹細胞培養液配合の美容液「ミラセル」も19年11月の発売以降、毎月約1000本のペースでコンスタントに売れている。ミラセルは、フリーズドライで固形にした美容液を溶解液で液体にするというコンセプトの商品だ。防腐剤も未使用となっている。他社のヒト幹細胞化粧品よりも効果が高いという口コミが広がっており、リピーターを多く獲得できている。
 強力な商材が増えたことで、会員数も増えている。複数の商材を購入する層が増加したことで、客単価も上がっている。ただ、過度な急成長は、無茶な売り方をする会員が出てくることにもつながりかねない。全体を見つつ、足元を見た経営をしていくつもりだ。
 組織の規模が大きくなると、消費者問題が増えがちだが、定期的にコンプライアンスセミナーを実施し、コンプライアンス対応を強化している。今年だけでもすでにコンプライアンスセミナーを8回実施した。
 今後は、化粧品と免疫対策需要で獲得した会員を継続的に維持できるよう注力したい。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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