【昆虫食EC】 「インパクト勝負」からの脱却で広がる間口(2021年8月19日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

〈成分や風味にも注目集まる〉

 近年、昆虫食ECが大きく変わりつつある。従来の昆虫食は、昆虫の見た目をそのまま生かした「インパクトのある商品」が主流だった。現在は、昆虫が持つ、「栄養価の高さ」や、「独特の風味」を生かし、昆虫由来の粉末や成分を配合した商品が増えている。昆虫は、タンパク質が豊富でサステイナブルな食品原料として注目され始めている。独特の風味も、昆虫の隠れた魅力となっている。昆虫由来素材を配合した食品は今や、香ばしさを生かした焼き菓子から、コクを生かした飲料、栄養成分に注目したプロテインまで多岐にわたる。配合がしやすいこともあり、食品業界だけでなく、健康食品業界や化粧品業界からも注目されているという。見た目の「昆虫らしさ」がなくなったことから、昆虫食の間口は広がっている。女性や子どもからの人気も高まっているようだ。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月19日号で)

■掲載記事
・TAKEO/21年6月期は70%の増収/今期の鍵は「子ども」と「女性」
・FUTURENAUT/BtoBで昆虫食広げる/無料配布イベントも実施
・アールオーエヌ/昆虫タンパク配合ビールが好評/他業種とのコラボ視野に
・ODD FUTURE/「コオロギパウダー」配合で商品拡充/BtoBの展開強化
・〈記者の目〉大手参入は吉か凶か

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ