【蓄電池〈メーカー〉】 メーカー間の競争も熾烈! 全負荷・増設の商品相次ぐ

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 蓄電池を販売する企業の増収が目立つ中、蓄電池メーカー各社の販売競争も激しくなってきた。メーカー各社は販売店や商社の意見を取り入れた商品開発を行うなどし、新商品の開発を急ピッチで進めている。19年は、地震や台風による災害が多発。強風で電柱や鉄塔が倒壊し、停電が長期化した地域は多くのメディアでクローズアップされた。停電の長期化により、蓄電池の必要性が認知されるきっかけにもなった。メーカー各社の蓄電池でキーワードとなっているのは「全負荷」「増設」。増設が増えているのは、顧客が必要な分だけ使用できるという蓄電池販売の間口を広げる一つの戦略でもある。今後も蓄電池市場は拡大するものと想定されるが、同時に顧客が蓄電池に求めるニーズも変わってくる。蓄電池は今後、住宅のエネルギーマネジメントの中心になるとの声も業界から上がっている。蓄電池メーカー特集では、各社の商品を紹介するだけでなく、商品を販売する際のポイントにも触れたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月1日新年特大号で)

■掲載企業
・〈シャープ〉12月下旬に新商品発売/全負荷タイプで増設も
・〈村田製作所〉三つの運転モードを用意/商品保証期間は15年間
・〈テスラジャパン〉20年春に販売が本格化/蓄電池の認知がカギか
・〈ニチコン〉電気自動車と連携に強み/暮らしに合わせた訴求も
・〈ハンファQセルズジャパン〉20年2月に新商品出荷/充放電は1日2サイクル
・〈ネクストエナジー・アンド・リソース〉停電を感じない家を訴求/蓄電池容量は10キロワット

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ