awoo Japan/AIでマーケティングを自動化/拡大見据えサービス名を刷新 (2021年11月25日号)

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リブランディングに伴い、サービス名を「nununi」から「awoo AI」に変更

リブランディングに伴い、サービス名を「nununi」から「awoo AI」に変更

 awoo Japan(アウージャパン、本社東京都、林思吾社長、(電)03―6274―8715)は今年10月、AIマーケティングソリューションのリブランディングを行い、サービス名を「nununi(ヌヌニ)」から、「awoo AI(アウーエーアイ)」に変更した。今後のさらなる拡大を見据えたリブランディングだという。ECでウィンドウショッピングのような購買体験を実現するのが同サービス。ユーザーは潜在的な自分の好みの商品を偶然発見できるのだという。顧客獲得・顧客転換・顧客維持を一貫して支援できるサービスとして活用されている。
 同社の同AIマーケティングソリューションは20年1月のリリース以降、しまむらやコメ兵など、数々のECサイトで導入が相次いでいる。
 11月24日には、マガシークが、NTTドコモと共同運営するファッションEC「d fashion(ディーファッション)」での導入決定を発表した。
 今後の国内外での提供拡大に向け、サービス名を「awoo」ブランドとして一本化することにしたのだという。
 「awoo AI」では、独自の商品理解技術によって、消費者の購買動機をAIが推定する。
 例えば、ECサイトに無数の商品画像が羅列されていて、ビジュアルが類似した商品が多数ある場合、商品の特徴や違いが分かりにくいという課題がある。「awoo AI」を利用すれば、各商品の特徴をとらえた「ハッシュタグ」を自動生成することが可能。ユーザーが一目で特徴を理解できるという。
 同じシャツでも、「コットン」「吸水速乾」といったハッシュタグが付いていれば、商品検索でも探しやすく、ショッピング時のユーザーの利便性が向上する。
 導入企業では、回遊率やコンバージョンの大幅な向上につながっているそうだ。タグは自動生成できるため、運用工数がかからないのも特徴だ。タグだけではなく、画像によるレコメンドも可能。商品点数が多いECと特に相性が良いとしている。
 SEO対策ができるランディングページの生成も可能だ。自動でハッシュタグ生成や、商品の関連付けを行い、SEOに強いサイト構造に最適化できるという。
 「awoo AI」では、CRMも自動化が可能だとしている。ユーザーごとに付与された「関心の高いハッシュタグ」を基に、セグメントされたコンテンツを、メールやLINEなどのチャネルと連携して、自動配信できるのだという。
 ユーザーの関心に関連性の高い商品をパーソナライズして、レコメンドすることもできる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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