日本シャクリー/主力製品をリニューアル/新ECシステム導入計画も発表 (2021年11月11日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
あいさつする高木茂男社長

あいさつする高木茂男社長

 日本シャクリー(本社東京都、高杉茂男社長)は11月6日、「ナショナルカンファレンス2021」を、東京・新宿住友ホールで開催、400人を超えるリーダーが参加した。新型コロナ対策として、会場は収容人数の半数以下の参加者に抑え、来場できなかった会員のためにライブ配信を行った。
 冒頭のマネージメント・スピーチに立った高杉社長はまず、「前回のカンファレンスは2019年11月で、あれから729日が経過する。こうして集い合えたことは非常にうれしい」とあいさつした。その上で20年に新型コロナウイルスの感染拡大が始まったとき、絶対にやらなければならないこと、絶対にやってはいけないことを考えたと続けた。
 完遂を誓ったこととして(1)製品の品質を維持して安定供給を維持する(2)ボーナスの原資を担保するための財務運営(3)コロナ後の労働力をしっかり確保していく─ことを挙げた。そのために着手したことは(1)原料調達、輸送経路を拡充する(2)経営資源を迅速に再分配しなければならない(3)勤務体制と労務管理をシステム化─だという。高杉社長は「不測の事態に備えた経営で未来を作っていく」と結んだ。
 親会社のシャクリー・グローバル・グループ取締役代表執行役会長・社長兼CEOのロジャー・バーネット氏はビデオ出演した。この中でバーネット氏は、この1年間に世界中で25万人以上がシャクリーに新規登録したことを報告。来年の前半にはスマホで簡単に製品が購入できるなどの機能を持たせた、新Eコマースシステムをローンチすることを発表した。
 イベントでは、同社主力製品の「インスタントプロテイン」のブランドリニューアル発売についても発表した。プロテイン市場がこの10年で3倍以上に拡大していることを見据えたもので、「変わらないのに変わった!」にするため、成分の栄養バランスは変えずに、飲みやすく、美味しくて体に良いものを目指した。
 そのために(1)大豆たんぱく原料の選定(2)フレーバーごとに風味、口当たりのバランスを調整─に取り組んだという。その上でパッケージデザインも一新した。これまでなかったクッキータイプのプロテイン製品「インスタントプロテイン ベイクド アーモンド味」の投入も発表した。
 リニューアルに合わせてビジネスツールも刷新し、パンフレットは文字量を減らして写真やイメージを多用しているという。イベントで放映した動画についてもユーチューブで公開する。
 ナショナルカンファレンスではこのほか、新タイトル達成者に対する表彰式やリーダーによるスピーチを実施。来年11月に実施予定の「サクセストリップ2022toCancun」に関する情報についても共有した。

400人を超えるリーダーが来場した「ナショナルカンファレンス」会場の様子

400人を超えるリーダーが来場した「ナショナルカンファレンス」会場の様子

ブランドリニューアルの「インスタントプロテイン」

ブランドリニューアルの「インスタントプロテイン」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ