高島屋 21年3―8月期/EC売上は3.3%増/通期目標は345億円に(2021年10月28日号)

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 高島屋の21年3―8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比3.3%増の136億円だった。22年2月期までに、EC売上高は345億円を目標とする。
 EC売上高は、24年2月期までに500億円に引き上げる計画だ。足元では9月から開始した、おせち、クリスマス向け商材、カシミヤのニットなどの受注が伸びている。
 ECは成長分野と位置付けている。今年8月には自社ECサイト「高島屋オンラインストア」を刷新。刷新後は、PV数が増加しており、購買点数や購買単価も伸びているという。同サイトの今年9月度の売り上げは、前年同月比33%増だった。
 今後は、さらにECを強化し、デジタルの活用などを通じて収益の拡大に取り組む。
 カタログ通販、テレビ通販、ECの売り上げの一部で構成するクロスメディア事業部の中間売り上げは同0.3%増の100億5600万円だった。
 通販の媒体別の売り上げは非公開だが、カタログは前年を上回り、テレビはマイナスだったという。「カタログは特にファッションが前年同期の2桁増と好調だった」(広報)としている。
 下期はネットと店頭の融合をさらに推進していく。「コロナを機にECで買い物をすることの便利さに気付いた人も多いと思う」(同)としており、ネットの利用拡大を見込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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