三和ペイント/アライアンスを強化/塗装以外の分野に積極展開へ(2021年10月21日号)

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 外壁塗装をテレアポ訪販する三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)は10月15日、アライアンス事業を強化すると発表した。アライアンスの社数を増やすことで、外壁塗装以外の販売を積極展開する。提携によって得られるシナジー効果を見込んで事業を拡大していく方針だ。
 2019年から開始したアライアンス事業は、受注高が3億円を超える規模にまで成長した。アライアンス先の顧客に対して、外壁・屋根の点検から見積書の作成、外装塗装のリフォーム工事までを網羅する「点検代行のスキーム」が売り上げの大半を占めている。アライアンス先は、ハウスメーカーや家電量販店、賃貸管理会社など、さまざまな企業との提携を加速している。20年3月時点では、3社だった提携企業は、現在では8社に増えている。
 22年度以降は、同社の顧客に対して、外壁塗装以外に、顧客の満足度の向上を図る新たな事業の拡張を予定している。これまで実施してこなかったリフォーム工事関連や、エネルギー関連などの新規事業を視野に入れているという。アライアンスを強化するのは、既存顧客にアンケート調査を実施したところ、「塗装以外のリフォーム工事を行ってほしい」という要望が多数寄せられたことがきっかけだという。22年度のアライアンスによる売上高は4億2000万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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