アスクル/「ロハコ」で顧客情報漏えい/システム不具合で異なる情報記載(2021年10月14日号)

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 アスクルは10月11日、日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」において、329件の顧客の個人情報が漏えいしたと発表した。システムの不具合により異なる顧客の情報をメールや送付状、納品書に記載していたという。
 9月30日の午後0時52分から、10月2日の午後2時11分の注文の一部において不具合が発生した。「LOHACO PayPay モール店」の328件、「LOHACO by ASKUL」の1件の計329件が対象。住所や氏名、電話番号、注文内容が漏えいした。クレジットカードなどの決済情報は含まれない。
 漏えい判明後の10月2日、「商品発送のお知らせ」メールの配信を停止。個人情報漏えいの対象となる顧客には、メールにてお詫びと事象の説明を行った。10月7日には、別の顧客の個人情報が含まれるメール、送付状、納品書を送った顧客には当該情報の破棄をメールにて依頼。10月8日には、認定個人情報保護団体である一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)へ報告している。
 再発防止に向けてシステム不具合の改修を行うとともに、情報管理体制の一層の強化に努めていくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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