ビィ・フォアード 21年6月期/売上高微増の562億円/輸出代行など新規事業が好調(2021年10月7日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 中古車などの越境ECを手掛けるビィ・フォアード(本社東京都、山川博功代表)は10月1日、21年6月期の売上高が前期比0.2%増の562億4587万円だったと発表した。輸出代行サービスなど新規事業が順調だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大幅な減収となった前年度から増収に転じた。
 21年6月期の重点施策として掲げた、「海外輸出代行サービス」「マーケットプレイス」の両新規事業がともに好調だった。
 20年1月に開始した「海外輸出代行サービス」では、世界200カ国への海外輸送に対応。目標としている売上高を大きく上回ったとしている。
 20年7月には、中古車海外販売プラットフォームを開始した。海外への販路として活用が進み、現在約15万車が出品されている。今後も中古車越境ECの知見を生かした直販以外の事業を強化していく計画だ。
 主力商材である中古車輸出の台数は、前期比6%減の12万5759台だった。主な輸出先であるアフリカ各地域でのロックダウンや、国境閉鎖の影響が減少要因としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ