テンシャル/5億円の資金調達を実施/スポーツ・ウェルネス特化のECモール始動か(2021年9月23日号)

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 インソールなど身体のコンディショニングをコンセプトとした商品を開発・販売する自社ECサイトを展開するTENTIAL(テンシャル、本社東京都、中西裕太郎CEO)は9月15日、総額5億円の資金調達を実施すると発表した。調達した資金を使って、製品開発に一層注力していくという。さらに、スポーツ・ウェルネスに特化したECモール事業の展開も行っていく予定だとしている。
 今回の調達によって、18年2月の創業以来の資金調達額の総計は11億円になったという。
 同社は、体のケアやコンディショニングに特化したD2Cウェルネスブランド「TENTIAL」の製品の開発・提供や、月間利用ユーザー数が150万人を突破したスポーツ情報メディア「SPOSHIRU(スポシル)」の運営などを手掛けている。
 同社は資金調達によるECモール事業参入について、「総合ECモールでは、専門性の高い商品の中から本当にいい商品を選択するのが困難。当社がこれまで培ってきた、D2C・メディア事業のノウハウを活用することで、消費者がより良い商品を自然に選択できるようにする」としている。さらに、「マーケティング・商品選定・物流の知見を生かし、『良い商品を出しても売れない』という、出店するメーカーの課題も解決していく」と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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