愛しとーと/銀行提携で新サービス/預金額の1%を支援(2021年9月23日号)

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CSエンターテイメント 中村浩之代表(写真中央とみんなの銀行 横田浩二頭取(右から2番目)

CSエンターテイメント 中村浩之代表(写真中央とみんなの銀行 横田浩二頭取(右から2番目)

 健康食品などの製造・販売を行う愛しとーと(本社福岡県、岩本初恵CEO)のeスポーツ子会社であるCSエンターテイメント(本社福岡県)は9月17日、ふくおかフィナンシャルグループの、みんなの銀行(本社福岡県、横田浩二頭取)とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。パートナーシップ契約に基づき、みんなの銀行では新たに、「みんなのCheer Box(チェアボックス)」というサービスを開始。同サービスを通じて、預金すると、預金額の1%相当分がeスポーツチームに送られる。
 みんなの銀行は21年5月に設立されたデジタルバンク。現在12万人の利用者がいるという。
 新たに開始した、チェアボックスのサービスでは、預金をした顧客に、eスポーツチームのユニフォームなどが抽選でプレゼントされる。
 CSエンターテイメントの中村浩之代表は「今の社会では、ユーチューバーやゲーム配信者など、収入があってもクレジットカードが作れなかったり、ローンが組めなかったりする人も多い」と話す。
 みんなの銀行では、新サービスで預金者の収入を個別に確認することにより、従来は難しかったクレジットカードやローンの審査にも活用していくとしている。「このサービスが定着すれば、eスポーツ選手も人生設計が立てやすくなる。今後も環境の整備を進め、eスポーツ業界の発展につなげていきたい」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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