そごう・西武/前年比1.5倍増収目標/おせちEC予約まもなく(2021年9月16日号)

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料亭や名店のおせちを豊富に販売する

料亭や名店のおせちを豊富に販売する

 セブン&ホールディングス傘下の、そごう・西武(本社東京都、林拓二社長)は9月22日、ECサイトでおせちの予約受け付けを開始する。今年のEC売り上げは、前年比約1.5倍を目指す。ECの販売期間を前年よりも13日間増やし、顧客を早期に取り込む。
 昨シーズンのおせちECの売り上げは、前年の約2.6倍だった。今年はよりラインアップを拡充し、自宅で本格的な料亭や名店の味を楽しめるおせちを充実させる。外出自粛が続き、家の外で食事をする機会が減ったことに対応した。
 今年も感染拡大に伴う外出自粛が継続しているため、昨年にも増して自宅でぜいたくな料理を食べる需要が高まると予想している。
 「コロナ禍ではデリバリーサービスが急拡大したが、料亭の料理はデリバリーに対応しているものが少ない。料亭・名店のおせちに対するニーズが、お祝いのお正月で特に高まると考えている」(広報)としている。
 ECチャネルは売り上げ伸長の期待が大きい。店頭販売を含む、おせち全体の売り上げ目標は前年比1.2倍にとどめている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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