アスクル/東京大学と共同研究/金融工学を物流最適化に応用

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 アスクルはこのほど、国立大学法人東京大学と「金融工学を応用したEC物流の全体最適化手法」に関する共同研究を開始した。現代ポートフォリオ理論をはじめとする金融工学手法を活用し、物流の全体最適モデルの構築を目指す。
 東京大学大学院工学系研究科の田中謙司准教授の研究室と共同研究を行う。データやAI活用などにとどまらず、現代ポートフォリオ理論やゲーム理論などの金融工学手法を組み合わせ、物流課題の全体最適化に応用する。
 近年、金融市場に関する理論・実証分析が飛躍的に進歩。リスクとリターンを管理するための洗練された工学的手法が提案されていることを踏まえ、それらをEC物流に応用し、全体最適化モデルの実現を目指す。
 研究期間は22年5月20日まで。研究にはアスクルの研究員3人を派遣し、「物流の最適化」「サステナブル視点での物流進化」「データ活用による物流サービスの価値向上」の実現を目指すとしている。
 東京大学大学院の田中准教授は、「今後のEC物流においては、全体最適化、脱炭素などサステナブル視点で進化したエシカル物流や、デジタル技術を活用し、従来の物流を超える付加価値サービスを提供することが非常に重要な役割を担っていく。不確実性が増した21世紀において、金融工学をはじめとするリスクマネジメント手法の新たな可能性を活用し、アスクルとともに新しいEC物流の在り方を探索していく」と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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