ティーライフ 中期経営計画/3年で売上150億円へ/シェア1位商品や新たな柱を育成(2021年9月9日号)

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 ティーライフは9月3日、24年7月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。各年度で13%強の増収を重ね、最終年度に連結売上高150億円突破を目指す。シェア1位の商品やM&Aによる新たな事業の柱の育成に注力し、持続的な成長を図る。
 中期経営計画のスローガンは「Reborn!(リボーン)」。進化するウェルネル&ライフサポート企業を目指し、最終年度の連結売上高は153億200万円、売上高経常利益率は9.5%を計画している。
 通販を主体とした小売事業では、ウィッグのブランド力や商品展開、デジタルを駆使した販売手法などを強化する。ランドセルなどオリジナル商品を拡充し、通販やリアル店舗などオムニチャネルでの販売を促進。中国で支社を本格稼働し、BtoBやライブコマースに注力することで海外販売の拡大も目指す。
 卸売事業では、グループで商品企画から製造まで行い、テレビ通販の収益性改善を図る。有名アスリートとの共同開発などにより、商品の認知度向上も図る。
 プロパティ事業では、静岡にある物流拠点が日本の中心にある立地を生かし、多くの通販会社が抱える物流費の高騰や配送リードタイムの短縮などの課題解決を支援する。庫内業務の自動化やキャパシティーの拡大、営業力・提案力の強化により、収益拡大を図っていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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