ダスキン/大阪府と7分野で連携協定/既存顧客に感染症対策のチラシ配布も(2021年7月22日・29日合併号)

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山村輝治社長

山村輝治社長

 ダスキンは7月16日、大阪府と「健康」「子ども・福祉」「地域活性化」「ダイバーシティ・雇用促進」「安全・安心」「環境」「府政のPR」の7分野について包括連携協定を締結した。ダスキンが展開する衛生・清掃関連サービスを中心とする訪販グループ、ミスタードーナツを中心とするフードグループの各事業で連携・協働を促進し、地域の活性化と地域に密着した住みやすい街づくりのために取り組む。
 「健康」分野では、訪販グループにおいてダスキンの顧客である約7万2000軒の事業所や約14万6000世帯の個人客に、正しい手洗いの方法を記載したチラシの配布を行うほか、店舗にはポスターを掲示する。大阪府庁の入り口には感染症対策の啓発オリジナルマットの設置を進める。
 「福祉」分野では、認知症高齢者見守りSOSネットワークへの参画や、認知症に対する正しい知識の普及啓発に協力する。
 「ダイバーシティ・雇用促進」分野では、障がい者雇用を促進するほか、女性やシニアの就業促進に向けて、府が主催するセミナーやイベント講師を派遣する。
 「安全・安心」分野では、府内のレンタル・販売拠点を通じて、最新の特殊詐欺の手口を顧客に周知して、被害防止につなげる。
 7月16日に大阪府庁で開かれた協定書の締結式で、大阪府の吉村洋文知事は「ダスキンが顧客に新型コロナウイルス感染症対策の啓発活動を行っていただけることに感謝を申し上げたい。私自身、自宅でモップを使わせていただいている。ダスキンが持つ広範なネットワークと連携していきたい」と話した。
 山村輝治社長は「定期的に訪問するレンタル事業を中心とした衛生管理事業やフード事業を同時に手掛けている。私自身も大阪府民として64年間暮らしており、本社のある大阪府と連携をしっかりしていきながら、安心・安全なまちづくりを大阪府と共に推進していきたい」と話した。

大阪府庁で開かれた協定書の締結式の様子

大阪府庁で開かれた協定書の締結式の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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