ZOZO(ゾゾ)はこのほど、ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の一部出店ブランドで実施していたチャット接客サービスの実証実験を終え、22年4月30日まで継続提供することを決めた。チャット接客を受けた顧客の購入率は、通常の購入率と比較して約2.7倍高かったという。
ZOZOは、空色が提供するチャットサービス「WhatYa(ワチャ)」を採用し、一部ブランドでチャット接客の実証実験を行っていた。ブランドはコロナ禍でもECサイトで差別化を図ったり、魅力を顧客に届けたりしたいというニーズが高まっている。そのための一つの手段としてチャット接客を導入した。
チャットサービス「WhatYa」を通して、出店ブランドスタッフが直接、ブランドストーリーや商品そのものが持つ魅力を顧客に伝えることができ、ブランドのファン獲得を支援することができる。
20年12月10日~21年4月30日に、「ZOZOTOWN」に出店する一部ブランドで実施した実証実験では、チャット接客した顧客がチャットボタンをクリックしてから2週間以内に購入した比率が、通常の顧客と比べて約2.7倍高かった。
ZOZO/チャット接客を継続/実証実験では購入率2.7倍(2021年6月17日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。