【大手訪販のDX】 ポーラ〈ECサイトからサロン顧客へ〉(2021年6月10日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
オンラインワークショップへの参加を促す特設ページを開設

オンラインワークショップへの参加を促す特設ページを開設

 化粧品の対面販売を手掛けるポーラ(本社東京都、竹永美紀社長)は20年に、ECの顧客をエステサロンに送客する仕組みを構築した。ECサイト内に、各サロン店舗で開催するオンラインワークショップへの参加を促す特設ページを開設。ワークショップに参加した顧客に、実店舗への来店を促し、サロンの顧客として定着させるのが狙いだという。
 ポーラでは、21年1―3月期(第1四半期)のEC売上高が大幅に伸長し、前年同期比2.1倍の12億9000万円となった。コロナの影響で店舗に通えなくなった顧客がECで購入したことや、同社がウェブマーケティングを強化したことなどが、大幅増収の要因になったという。
 ポーラでは、ECで獲得した新規顧客の定着に課題を感じていたという。ポーラ・ブランドマーケティング部の中村俊之部長は、「ECで初めてポーラと接点を持ったお客さまに、製品の良さだけをフックに、購入し続けてもらおうというのには限界がある。ポーラの独自価値である、販売員によるダイレクトセリングと融合させる必要があった」と話している。
 そこで始めたのが、

(続きは、「日本流通産業新聞」6月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ