厚生労働省/CBD製品の検査結果を公表/現時点でTHC混入製品はゼロ(2021年5月13日号)

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 厚生労働省は、4月23日に開催した「大麻等の薬物対策のあり方検討会」で、大麻草由来の成分「カンナビジオール(CBD)」を配合した製品の検査結果を公表した。現時点で違法成分である「テトラヒドロカンナビノール(THC)」が混入した製品はゼロだったことも明らかにしている。
 厚労省によると、CBD製品から違法成分のTHCが混入した製品が見つかったことを受け、国内におけるCBD製品の流通実態を把握するために検査を実施した。厚労省は、「この調査は定期的に実施していく予定だ」としている。
 期間は20年12月から21年2月にかけて行われた。グーグルで「CBD 製品」と検索し、ネットショップの上位12店舗のホームページにおいて、トップに掲載されている製品が対象になったという。12品目を検査した結果、全ての製品でTHCは不検出だった。
 また、20年2月から8月にかけては、グーグル検索で「CBDオイル」と入力し、製品の種類やCBDの含有量などについて調べた。対象となったのは、食品や化粧品、雑貨など139製品におよぶという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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