消費者庁/偽通販サイトに注意/盗用など5サイトを発表(2021年5月13日号)

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 消費者庁は4月30日、有名ブランドのロゴを盗用した、偽の通信販売サイトなどに関する注意喚起を行った。同日、消費者庁は偽の通信販売を行う5サイトを確認したと発表。いずれのサイトも現時点においてアクセス可能なものがあり、被害が拡大するおそれがあるとしている。
 消費者庁によると、有名ブランドのロゴや商品の画像を盗用した偽の通信販売サイトなどで、商品を注文して代金を支払ったにもかかわらず、商品が届かないという被害を確認したという。
 偽サイトの運営者は、インスタグラムなどのSNS上に安売り広告を表示し、消費者を偽サイトに誘導している。商品の検索結果に偽サイトへのリンクを表示して誘導するケースもあるという。
 消費者庁が確認した偽サイトは、(1)調理器具ブランド「STAUB(ストウブ)」のロゴを盗用し、「ストウブ」を扱う偽サイト(2)イオンのプライベートブランド「TOPVALU(トップバリュ)」のロゴを盗用し、「Yogibo(ヨギボー)」ブランドのソファーを扱う偽サイト(3)自転車ブランド「FELT(フェルト)」のロゴを盗用し、複数のメーカーの電動アシスト自転車を扱う偽サイト(4)実在しない会社「DIY工具雑貨店」が運営する、DIY関連商品を扱う偽サイト(5)実在しない会社「株式会社レディースファッション通販」が運営する、衣料品や生活雑貨などを扱う偽サイト─の5サイト。
 いずれも、あたかも公式の通信販売サイトであるかのように装ったり、ロゴを盗用したブランドの製品を販売しているかのように装っているという。各社は会社概要のページに無関係の会社名を表示。住所や代表者名なども虚偽の表示を行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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