北陸信越運輸局/雪室を営業倉庫として登録/雪活用の冷蔵倉庫は全国初

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雪室への雪入作業の様子

雪室への雪入作業の様子

 北陸信越運輸局は4月16日、マルソー(本社新潟県)が所有する柿崎雪室倉庫を営業倉庫として登録した。雪を冷熱エネルギー媒体として活用する冷蔵倉庫の登録は、全国で初となる。
 国土交通省は20年2月に、倉庫業法施行等運用方針を改正し、雪冷熱エネルギーでも機械と同様の冷却能力があると認められれば、営業倉庫として登録することを可能とした。柿崎雪室倉庫は施設内に約500トンの雪を貯蔵することで、年間を通じて温度を10度以下に保てることが確認できたため、登録が可能となったという。
 「雪室」は雪を利用した天然の冷蔵庫。温室効果ガスの排出削減につながる。雪室で保存することが、商品の高付加価値化やブランド化に貢献するという意味でも注目されている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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