スクロール/1株52円を配当/今期、通販など業績順調で

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 スクロールは1月29日、21年3月期の年間配当予想の修正を発表した。従来、期末配当は未定としていたが、配当額を1株44円50銭とし、中間期末の配当7円50銭との合計で年間52円を配当する。20年3月期の年間配当は10円だったため、42円の増配となる。主力の生協ルート向け通販事業のほか、他社の通販事業を支援するソリューション事業などが順調に推移していることから増配する。
 21年3月期の連結業績予想も同日発表。売上高は前回予想を30億円上回る830億円に上方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大による購買行動の変化などで、通販事業、ソリューション事業、EC事業の売上高が予想を上回っているためだ。
 さらに、売上原価の低減や販促費のコントロールなど、事業効率の向上に取り組んだことで利益面も順調に推移。
 通期営業利益は前回予想を20億円上回る64億円、経常利益も同20億円上回る65億円、当期純利益は同13億円上回る45億円に、それぞれ上方修正を行った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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