シャルレ/20年4―9月期連結売上高 63億8800万円に/新型コロナの影響受け

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 シャルレの20年4―9月期(中間期)の連結売上高は、新型コロナの影響による製品の入荷遅れや販売の低迷から、63億8800万円になった。シャワーヘッドの「ウルトラファインバブル」を大ヒットさせた田中金属製作所とWATER CONNECTの全株式を取得し子会社化。みなし取得日を7月31日としたため、当期業績に含めておらず、前年同期との比較も行っていない。同社の19年4―9月期売上高は81億3800万円。
 買収した2社を子会社化したことに伴い、セグメントを「ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業」と「レディースインナー等販売事業」の区分に変更した。
 「レディースインナー等販売事業」は、新型コロナの影響により海外取引先からの製品入荷遅れによる発売延期や、外出自粛によってビジネス活動に大きな影響を受けた。ビジネスメンバーにはボーナス制度の上乗せやサンプルの無償提供など、緊急の活動支援対策を順次行ってきたという。
 緊急事態宣言の解除後は、ビジネス活動に持ち直しの兆しが表れ、ビジネスメンバーの新規育成人数は増加傾向になったとしている。しかし、販売現場における3密回避の周知徹底や、9~11月に予定していたコンテストの中止などにより、ビジネスメンバーの活動低下による影響を大きく受けた。
 事業の品目別売上高は、「衣料品類」47億1100万円、「化粧品類」9億8400万円、「健康食品類」4億8900万円、「その他」2億200万円。
 21年3月期の連結業績予想は、売上高が137億7000万円、営業損失12億5500万円、経常損失12億3500万円。当期純損益は18億4000万円の赤字を予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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