ソーシャルワイヤー/反社チェックの需要高まる/「リスクアイズ」問い合わせ急増

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 ソーシャルワイヤーが提供する反社チェックシステム「リスクアイズ」への問い合わせが、昨年から急増しているという。昨年7月に芸能界であった「闇営業」の問題を受け、各社が導入を検討しているようだ。上場企業と上場準備中の企業を中心に現在150社が導入しており、問い合わせも日々増えているという。同社では、9月から、海外向けのサービスの提供も開始している。
 同サービスは、既存従業員や新規採用者と取引企業の、反社会的勢力・犯罪への関与・不祥事などの疑いを公知記事から検索できるシステム。掛け合わせのためのワードは予め設定されているため、企業名や人名を入力するだけで検索ができるという。同系列の記事のグループ化、AIなどによる余分記事の自動排除などの機能を搭載しており、検索結果を簡略に表示できる。個人で行う反社チェックに比べて、作業時間が3分の1になるケースもあったという。
 「反社の問題が倒産につながるケースも少なくない。当社でも毎月ウェブセミナーを開催し、重要性を説明している」(営業部リスクアイズグループ 湯田洋平氏)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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