トランスコスモス／オンライン接客ツールを提供／店舗スタッフがリアルタイムで接客

　トランスコスモスは１０月２０日、オンライン接客ツール「ＨＥＲＯ（ヒーロー）」の提供を国内企業向けに開始したと発表した。同ツールを使用し、店舗での接客をオンライン上で再現する。コロナ禍で、企業が課題として抱える「デジタル・トランスフォーメーション（ＤＸ）」を支援する。
　「ＨＥＲＯ」はチャット、ビデオ通話を通じて店舗スタッフとＥＣサイトを利用するユーザーをつなぐ対話ツール。ロンドンおよびニューヨークに本社を構えるＨｅｒｏ　Ｔｏｗｅｒｓ（ヒーロータワーズ、アリステア・クレーンＣＥＯ）が開発・提供を手掛ける。
　同ツールを活用することで、オンライン上で店舗スタッフによるリアルタイムでの接客を実現する。顧客の最も近くにある店舗のスタッフが、店舗さながらの接客を行うことで、来店やＥＣでの購買の促進。企業のオムニチャネル化を推進する。
　トランスコスモスは、企業のＥＣ事業を支援するツールとして日本向けに翻訳した「ＨＥＲＯ」の国内独占提供を行う。
　クレーンＣＥＯは今回の提携を受け、「トランスコスモスとパートナーシップを結ぶことで、日本のお客さまがオンラインだけではなく、オフラインで買い物する際の常識を変えていく」とコメントしている。