トライステージ 20年3―8月期/営業利益679%増/TV通販、レスポンス好調

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 テレビショッピングを中心としたダイレクトマーケティング支援事業を手掛けるトライステージの20年3―8月期(中間期)連結業績は、営業利益が前年同期比679.3%増の8億5800万円となった。新型コロナウイルス感染拡大予防の影響で巣ごもり消費が増加。テレビ通販におけるレスポンス率が好調に推移し、テレビ事業において安定した収益を確保した。
 売上高は同7.6%減の241億9200万円だった。コロナ禍の影響で一部クライアントにおいて、一時的な出稿控えがあったことなどが影響した。子会社のメールカスタマーセンターが手掛けるDM発送事業においても、DM発送の差し控えが減収に影響した。
 子会社でウェブ広告を手掛けるアドフレックス・コミュニケーションズにおいても、コロナの影響で新規アポイントに遅延が発生している。
 アドフレックスにおける事業計画の進捗状況や業績見通しを検討した結果、同社株式取得時に計上したのれん未償却残高のうち、1億7100万円強を減損損失として特別損失に計上した。
 個別決算においても、アドフレックスの株式について、関係会社株式評価損6億4600万円を特別損失として計上。子会社の日本百貨店においても、固定資産の減損損失の計上などで純資産が減少した。トライステージが保有する同社株式についても、関係会社株式評価損6500万円を特別損失に計上した。
 中間期の連結経常利益は8億8000万円(前年同期は5300万円)、四半期純利益は4億2500万円(同500万円)だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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