国民生活センター/通販トラブル相談7.3万件に/4―6月健食は2倍超

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 国民生活センターは9月17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い増加した、ネット通販に関するトラブルの概要をまとめた。
 20年4―6月における、ネット通販における相談件数は7万3230件で、全相談の31%を占めた。前年同期比で2万件以上の増加となった。相談が多かったのは、「健康食品」「他の保健衛生用品」「紳士・婦人洋服」など。
 特に健康食品が増加し、前年同期の相談件数と比べると2倍以上となった。相談内容は、「お試し0円」などと通常より低価格で購入できることの広告や、複数回の購入が条件となる定期購入に関するものが目立った。定期購入については、未成年者のトラブルが多く、初回の安い価格で購入したものの、「2回目以降に高額請求を受け、支払えない」といった内容だった。
 国センは、「ウェブサイトやアプリなどに表示される広告を目にする機会が増え、広告をきっかけに商品購入のトラブルが増加すると考えられる」と指摘。ネット通販を利用する上での注意点などもまとめて公表している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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