ダスキン 20年4―6月期/家庭訪販事業は5.6%減/除菌関連製品が好調に

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 ダスキンの20年4―6月期(第1四半期)における訪販グループの売上高は、前年同期比7.0%減の255億9500万円、営業利益は前期比33.6%減の21億200万円だった。家庭訪販事業は、主力商品のモップの売り上げが減少したことから同5.6%減。
 家庭市場は、消費者の衛生意識が高まったため「アルコール除菌剤」などの除菌関連商品の売り上げが同43.2%増えた。また、前期に引き続き販売に注力している「浴室用浄水シャワー」は、積極的なテレビCMやウェブ動画配信が奏功し、同9.7%増だった。
 しかし、主力であるモップ商品は、コロナ禍で新規客を獲得する積極的な営業活動が実施できなかったことに加えて、既存客への交換時期の延期が発生したことなどにより減収となった。
 ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員獲得に注力し、会員数は同5.1%増の106万4000人に増加した。
 商品別では、「おそうじベーシック3」フロアモップ「LaLa(ララ)」、ハンディモップ「shushu(シュシュ)」、「スタイルクリーナー」のセット)の売り上げは同4・4%減となった。「床用モップ」は同5.8%減の24億5900万円、「ハンディモップ」は同8.0%減の8億6500万円といずれも不振だった。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同11.6%増、「家庭用空気清浄機」が同27.5%減、「家庭用フィルター」が同4.5%減だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同26.6%減だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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