シーボン 20年4―6月期/売上高45.1%減/店舗の臨時休業や外出自粛で

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 シーボンの20年4―6月期(第1四半期)における連結売上高は、前年同期比45.1%減の15億8100万円になった。営業利益は7億2400万円の赤字(前年同期は3400万円の赤字)だった。新型コロナによる緊急事態宣言の発令により、多くの店舗が臨時休業。営業再開後も、外出自粛により来店客が減少し、大幅な減収減益となった。
 直営サロンによる売り上げは、前年同期比50.9%減の13億5600万円だった。一方、通信販売の売上高は同約3倍の1億4300万円に伸長した。シーボンでは、サロンに来店できない既存顧客に対して、通販での購入を促す取り組みを行っている。
 直営店舗の月次の売上高をみると、4月度は前年同月比64.1%減の3億5300万円、5月度は同65.1%減の3億800万円、6月度は同22%減の6億9500万円となった。
 シーボンでは、集客活動を全体的に自粛したことにより、新規来店者数が減少。売上高の大幅な減少につながった。20年4―6月における新規来店者数は、前年同期比83.0%減の1273人、新規顧客による売り上げは、同81.2%減の2900万円だった。
 1カ月に1回以上来店した既存顧客の人数は、前年同期比55.7%減の4万9468人、既存顧客による売り上げは、同49.0%減の13億1300万円だった。
 シーボンでは、直営サロン店舗の営業再開後、ベッドの間隔をあけたり、予約数を制限したりして、感染防止策を徹底しつつ、営業を続けているという。販売員であるフェイシャリストと顧客が直接接触しなくても施術できるフェイシャルケアメニューの導入も行った。7月からは、集客施策として、小規模なイベントを開催するなどしている。お友達紹介プログラムの刷新も行ったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ