アサンテ／従業員２人がコロナ感染／顧客・取引先との接触はなし

　白アリ防除施工の訪販を手掛けるアサンテは７月１０日、同社の内勤の従業員２人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染した従業員は、顧客や取引先と接触する業務には当たっていないという。アサンテでは、感染した従業員の行動履歴を調査した上で、濃厚接触者には自宅待機を命じた。事務所内の消毒作業を徹底しているとしている。
　感染が判明したのは、アサンテの東京本社に勤務する従業員１人と、東北・福島支店に勤務する従業員１人。アサンテは感染の詳細については明らかにしていないが、東北・福島支店が所在する福島県郡山市の発表によると、感染した１人は郡山市内に居住する４０代男性。６月２８日に、本社勤務の感染した従業員と４人で会食したことが確認されたという。翌２９日には、本社勤務の感染した従業員と同じ車で、会社の研修施設に向かったとしている。
　アサンテでは、本社で感染した従業員が勤務していたフロアと共用部分の消毒作業を実施した。東北・福島支店では、消毒作業を実施後、７月１１日から当面の間、支店を閉鎖する措置をとったとしている。
　アサンテでは、「保健所の指示のもと、濃厚接触者と判定された人にＰＣＲ検査を実施したが、いずれも陰性の結果が出た。引き続き、関係者や従業員の安全を最優先に対応する」（経営企画部）としている。