シルバーライフ/第3四半期、2桁増収/直販ECが事業黒字化

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 高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフの19年8月―20年4月期(第3四半期)における売上高は、フランチャイズ(FC)加盟店が73店増えたことで前年同期比11.8%増の64億3300万円になった。
 セグメント別にみると、「FC加盟店」の売上高は同12.5%増の46億4900万円だった。FC数は、「まごころ弁当」が47店、「配食のふれ愛」は26店増加し全802店になった。
 高齢者施設向け食材を販売する「まごころ食材サービス」の売上高は、同6.5%減の8億8900万円。導入施設数は同580カ所増の6009カ所だった。
 OEM販売では、大手取引先の委託販売の減少に伴い、売り上げも減少。ECによる冷凍弁当の販売は堅調に推移し、売上高は同33.8%増の8億9500万円と伸びた。定期購入者向けに冷凍庫のレンタルを4月に開始したことで、リピート注文数が83.6%に上昇。12月以降は、単月黒字となっている。
 新型コロナウイルスが拡大してもFC加盟店の売り上げに大きな変動はなく、自社ECやアマゾンでの冷凍弁当の受注が増えたという。
 20年7月期の予想売上高は、「FC加盟店」が前期比14.6%増の64億3000万円、「高齢者施設」が同5.7%増の13億3000万円、「OEM」が同14.8%増の10億7000万円と予測している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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