ダスキン 20年3月期/家庭掃除関連が3.9%減/非対面の顧客接点を強化

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 ダスキンがこのほど発表した20年3月期決算説明の資料によると、訪販グループにおける家庭向け(ホームサービス)「ダストコントロール商品(全体)」の売上高は、前期比3.9%減で、モップ全体は同4.8%減だった。
 ダストコントロール商品は、上期が同0.3%減、下期は同7.3%減だった。モップ全体では、上期が同3.9%減、下期は同5.7%減だった。
 「ベーシック3」は同2.7%増で推移したが、その他のモップは同4.0%減、ロボットクリーナー「SiRo」は同49.8%減と半減した。「浴室用浄水シャワー」は前期に比べ1億500万円増、「消火器」は同1億500万円増えた。
 役務サービスは好調で同2.0%増だった。サービス別では、ハウスクリーニング(サービスマスター)が同1.4%増、家事代行(メリーメイド)が同1.1%増、シロアリ防除(ターミニックス)は同4.3%増、緑と花のお手入れ(トゥルグリーン)が同5.2%増、住まいの補修サービス(ホームリペア)は同48.2%増と、いずれのサービスも増収した。
 訪販グループにおける営業利益は同13.5%減の116億300万円。売り上げ減少に伴う総利益が2億円減少したほか、洗浄工場の経費が4億円増加した。
 説明会資料では、末端の「お客様売上高」も公表。「ダストコントロール(家庭用)」の売上高は前期比2.5%減の874億6200万円、化粧品や健康食品などの「ヘルス&ビューティー」は同0.3%減の25億3800万円だった。
 資料では、新型コロナウイルスに関する事業リスクについても言及。家庭訪販事業については、定期訪問での商品の配送や家事代行サービスの一時休止を挙げている。重点施策として、非対面接点の強化とキャッシュレス化の推進を掲げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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